組織整備について

現在やっていること

実際一年目の会社ってどのレベルまで組織を整備すればいいのだろうか。
結構うちはしっかりやっている気もするのだが、まだまだ出来ていないところも多い。
例えば作ったものでは次のようなものがある。この辺はベトナムでは義務化されている。

  1. 労働契約書
  2. 就業規則
  3. 給与体系

あとはもちろん投資ライセンスと、ベトナムで必要なTAXコード、カンパニーシールといったもの。
ちなみに社員の保険登録なんかも当然やっている。経理関係の書類だと、給与明細などもある。この辺は多すぎるので省略するが。
で、これに以下のものを加える。これらは1月15日までに整備し、実際に運用するものの中で必須だと考えているもの。

  1. 有給休暇届/無給休暇届/遅刻・早退届
  2. タイムカード(システムの作成とカードの配布)
  3. 構内作業規約(タイムカード押せとか、服装は自由だとか)

このくらいやれば、とりあえずオッケーなんじゃないのと思うのだが、法律などと照らし合わせて作るもんだから結構時間かかる。


ちなみに組織と関係ないところでは、講習資料であるとか、講習のやり方であるとか、事業計画書であるとか、筆記試験であるとか、スキルシートであるとか、ゴッソンゴッソン作ってる。

優先順位の低いもの

で、給与体系と順序が逆なものがいくつか混ざっているが、この辺りも整備しないといけない。

  1. 組織図
  2. メール運用ガイドやら、サーバ利用ガイドやら、構内作業規約よりシステム的なもの
  3. セキュリティポリシー
  4. 各種マニュアル(電話応対とか)

組織図は起案作ってはあるんだけど、ベトナムではそもそも私の役職の「専務」とか存在しないらしいから「副社長」にしなきゃいけないとか、なんか色々うるさい。好きにやらせてくれよぅという感じ。
他のものも日本語ならガーッと作れるんだが、翻訳必要だし、翻訳が必要になるからとわかりやすいよう絵とか描いてると時間がかかって仕方ないから、新人君達にはしばしない状態でやってもらう予定。

ベンチャーが作るべきもの

実際こんなにたくさん作んのかなぁ、という気もしつつ。
日本でよく若いのがベンチャー立ち上げていたりはするが、実際のところ就業規則とかの登録は日本の場合10人以上で初めて必要なものだし、後回しになっているんじゃないかな。
でもはじめから社員をいれてしっかりやろうとすれば、この程度の事前準備は必要だろう。
組織作りは大変なものだと理解はしているのだが、この辺しっかりやろうとすれば3ヶ月間くらいは事前準備にとられるし、ライセンス取得やらオフィス決定やらを入れてもう3ヶ月くらい見るなら、準備に半年くらい。
いやいや、大変なものだなという感じ。


日本で資本金0円の企業を作る場合も必要になることだろうし、法整備が固まっている分日本の方が実は煩雑なのかもしれない。
将来的に役に立つ勉強だと思ってやりはするが、もうちょっとスンナリいかんもんかね。
来年予定している日本法人立ち上げ時に、もう一度同じ事を違う法律でやるのはしんどいよなぁ。