突っ込み2

酔っ払うと人に絡みたくなる悪い例ですね。ふふ・・。
http://d.hatena.ne.jp/crimsonwoods/20060908/1157774552
コメント欄ではなく日記上でのキャッチボールという、謎のやり取りですが、再度追記。

技術<ヒューマンスキル?の話

技術がなければ話にならないのは既存社員に限った話であるケースが多く、
新入社員の時点で既存社員と同等かそれに近い技術力を求められることは
それほどは多くないのではないだろうか?

「新入社員」という言葉は、おそらく大学や専門学校、あるいは高校などの「新卒採用」を指しているとして。
中小企業白書によると、いわゆる「わりとちゃんとした企業」というのはそれほど多くはなく*1、就職に際してどちらのケースが多いかはなんとも言えないし、就職後の教育について「就職してから技術を教える」ケースと「就職してからヒューマンスキルを教える」ケースのどちらが多いかも統計が無いとなんとも言えない。
私の言葉においては新卒採用と新入社員はイコールではなく、OJTが主体のIT業界の教育体制で、

きちんとしたリスクマネジメントをしている企業であれば、
新人をいきなり現場に投入して技術力を生かすようなことはしない。

現場に投入して技術を学ばせるケースも多い。
この話については前提の議論が足らない気がするので、収集がつかなそうな気がするので棚に上げておく。
id:crimsonwoodsの言っていることもわかるし、正しい部分も沢山あると思うが、採用は所詮企業の裁量に委ねられるので、一概に言える話ではない。id:crimsonwoodsが身をおいている環境では、id:crimsonwoodsが言っている採用が行われているようだ、というのがおそらく唯一確かなことといえるだろう。

面接とヒューマンスキルの話

面接でヒューマンスキル以外の何をみるんでしょうか?

面接ではヒューマンスキルが重要なのは確かだが、面接程度でヒューマンスキルの全てを計れないので、ある程度の対策をしておけばヒューマンスキルに自信がない人でも、問題なく入社出来ると言いたかった。言葉足らずで申し訳ない。
例えばその人が遅刻するかどうかを、面接で計れると信じている人事課の人間はどれ程いるだろうか。所詮面接で計れるヒューマンスキルは、質疑応答をきちんとしさえすればクリア出来る程度のものでしかない。
ここに関しては私の言葉足らずで語弊があっただけで、おそらくid:crimsonwoodsの言う事と大差はないだろう。反論出来そうな箇所は前項と同じく前提が足らないので終了でいいと思われる。

資格の話

別に異論があるわけではないが、認識を統一しておきたかったので少し掘り下げさせてもらう。
http://d.hatena.ne.jp/crimsonwoods/20060830/1156910998
以前id:crimsonwoodsが言っていた因数分解についての話の後半に次のような記述がある。

因数分解に限らず、学問を履修する目的の多くは、
上にあげたような選択肢を得るためのものである。

という話からすれば、id:crimsonwoodsは資格に対しては肯定的だと考えていた。
学歴社会も資格社会も、要は肩書き社会だということなのだが、その肩書きを持つことに対して「選択肢が増える」という意味合いから、id:crimsonwoodsは肯定的ではないのだろうか?
例えば転職時にも資格は力を発揮するし、給料に資格が加味されるケースもある。
同じ勉強をするなら自分の趣味を追求するより、資格のとれる勉強をする方が、より選択肢を増やすという事になるのではないのだろうか?
そして「建前上資格をとっている」という自分の行動自体が、資格を肯定しているという事なのだと思うのだが、いかがなものだろう。

まとめ

「業界全体の採用傾向の話」としてみた場合、id:crimsonwoodsの言っている事は多くの部分で正しいし、もし元ネタのid:fkm氏がラインを定めたいようなら、id:crimsonwoodsの意見を参考にするといいと思う。
ただ、個人的にはid:crimsonwoodsの視点と経験から導き出される法則はある部分で正しいかもしれないが、実は多くの例外が存在するという事を言いたかっただけであり、普段なら別に書くほどのことでもなかったのだが酔っ払っていたので絡んでしまったということだ。すみません。


学生はIT業界の裾野の広さを知らないケースが多く、プログラムを組まないIT業界関係者がどれ程いるかを知らない人も多いだろう。
そして、プログラムが大好きな自分が、プログラムを組ませてもらえない環境に身をおかされかねないというシミュレーションも、おそらく出来ていないと思う。
会社の選択というものはそれほど自分の作業にインパクトを与えるものなのだから、慎重にやってもらいたいものだと願う。星の数ほどある日本企業を回っていれば、「例外」は必ず見つけられるのだから。

*1:製造業の99.7%が中小企業だったか?忘れてしまった・・。