ベトナム日記(2) 1日目

日本〜ベトナムまで

出国時の荷物検査などはあまり国内旅行とは変わらず、特に混乱も無く出発。
今回の飛行機は「成田→台北ホーチミン」という経路なので、4時54分発の電車に乗って16時20分頃現地に到着したのだから、実際12時間くらいを移動に要したことになる。
乗り継ぎ便は思ったよりも疲れたので、出来れば直行便で行く事をお薦めする。
台北は中国語がメインなので、案内も聞き取りづらかった。


実に余談だが、今回利用した中華航空のスチュワーデスさんは異常に美人が多かった。
日本も随分前にスチュワーデスの応募要件に「容姿端麗」を記述していた事は有名だが、中華航空もそんな感じでやっているのだろうか。
等と、特に話す事もない時は、社長と中華航空の謎について語り合ってしまった。

ベトナム入国

ベトナム到着後、早速言葉の壁に苦しむ。
入国手続きの時に軍隊らしき無愛想なオッチャンに入国させてもらうのだが、喋りかけてくる何か片言の英語が聞き取れない!
「パスポート」「チケット」などのありふれた単語がわからないのだから困ったものだ。
パスポートとチケットは悪戦苦闘してクリアしたが、滞在先については何を聞いているのかよくわからず。
結局社長にヘルプを頼んでしまったが、社長もよくわからなかったようで、うやむやの内に通過。
どうも「このホテルは聞いたことがないが、どこだ?」と聞いていた気がするが、社長は既に審査を通っていたので許可された模様。


で、そんなこんなでなんとか入国。
預けていた荷物の取り出しなどは日本と同じくベルトコンベアで荷物を受け取る方式だ。
空港を出る時に再度の荷物検査があることが強いて言えば違いだろうか。
入国手続きを済ませ、荷物の受け取りとチェックさえすれば、いよいよベトナム入国である。
今は雨季のはずだが、現在真夏の日本と気温的にはいい勝負だろうか。
風があるのでそれほど「暑い!」という感じはしなかった。

空港〜ホテルまで

ガイドさん*1ベトナム民族衣装のアオザイを着てお出迎え。
その後タクシーを頼んで移動するのだが、まずは空港周辺で出来る事として輸入関税の調査をするため、ガイドさんに案内されて3軒ほど建物を回った。
結果、到着時(入国審査やらで既に現地時間18時を回っていた)には担当しているところが閉店していたため、後日ガイドさんに聞いてもらうことにした。


関税調査中、荷物番が必要だったので、私はタクシーのおっちゃんと二人でお留守番。
中国語や英語を指差され「話せるか?」みたいなことを聞かれたが、「No」「No」「No」としょぼいコミュニケーションだけしていた。


その後、道を埋め尽くされるバイクを縫うように走って30分*2
ようやく滞在先のホテルに到着した。
初日は関税調査しかスケジューリングしていなかったので、軽く飲みに行く事になり1時間40分後にロビー集合と決めて解散。
ガイドさんとは翌日9時に落ち合うことにし、本日はここでお別れとなった。

スーパーに行く

さて、回らない換気扇や水の排水が出来ない風呂に困惑しつつ、夜。
社長と待ち合わせていた通り、8時頃からぶらぶらと町を散策することにした。
歩けばわかるが、ホーチミンは喧騒が凄い。
信号があまりないので、道を埋め尽くすバイクの間を縫うように歩行するし、道端に子供から老人までが特に何をするわけでもなくたむろしており、商売をやっている人達はひっきりなしに声をかけてくる。
たまに物乞いの子供などもいるが、声をかけてくる頻度が一番多いのはバイクタクシーと呼ばれる人々である。
その名の通りバイクの後ろに乗っけていってくれるらしいが、本日は試す機会がなかった。正直あまり乗りたいものでもないのだが。


そんなこんなでスーパーに行き、当座の食料確保に回る。
食料といっても食事は外でとる予定なので、主に現地ビールを買い込む。
BIVINAビール、333ビール、タイガービール、の3種合計10本くらい購入。
一本7000ドン〜9500ドンくらいで、本日の円ドン相場は137ドン=1円だから、大体一本60円くらいだ。うーん、飲み放題。
一応食べれるのかよくわからないソーセージと、プリングルスのバッタモンと、社長の趣味でリッツのチーズサンドを買って、スーパーを後にすることにした。

屋台で食べる

私もここに来てようやくドンに両替。
1万が137万ドンになる上、10万ドン札が最高なので、なんだか金持ちになった気がする。
スリや引ったくり対策に日本円は全て金庫に格納し、この137万ドンをポケットに突っ込んで行動することにした。


初日なのでベトナムらしいところということで、市場の屋台で食事をとることに。
呼び込みのにーちゃんが少し鬱陶しいが、暑いのに風が吹いているせいか屋台での食事は非常に気持ちがいい。
ホーチミン市内は排気ガス臭がしてどうしようもないが、これにさえ慣れれば屋台での食事はより楽しめることだろう。
メニューは結構多国籍になんでもあり、今回は鍋と焼きそばと焼き鳥。
タレが非常に日本食に近い味付けになっているので、意外に食べやすかった。
インスタント焼きそばが出た時はどうしてやろうかと思ったが、これも食べてみると意外に旨い。
達人が作ればインスタントも旨いようだ、というか具とソースが旨いのだが。
食事は、日本人である限りあまり心配しなくてよさそうである。


値段は屋台で食べると二人で3杯ずつくらいのビールも入れて、12万ドンくらい。つまり1000円弱。
日本に比べれば圧倒的に安いが、ベトナムの全体的な物価を考えれば結構高いのではないだろうか。
現地に行けば自炊も出来るので、週一くらいで飲みに行くついでに贅沢、という生活が一般的かな。

〜睡眠まで

さて、なんだかんだで疲労したので、社長と少し話し合ってから解散。
睡眠するまでに灰皿*3を落として壊してしまったり、その灰皿の破片で手足を切りまくって血みどろになったりはしたが、現地時間の1時30分頃には眠りに付くことが出来た。
明日からいよいよ本格始動なので、今日はこんなところだろう。

*1:ブリッジSE候補として話をする予定の人で、今も月給を払っているので社員のようなものだ

*2:この道路は一見の価値がある。よく轢かないものだと感心する。

*3:禁煙だが吸っていいらしい、謎のホテルだった。