NYSL

NYSLの紹介

目についたので一応紹介。今更なのか?
http://www.kmonos.net/nysl/
煮るなり焼くなり好きにしろライセンスとのこと。
要約すると著作者人格権付きパブリックドメイン、という事なのだが、パブリックドメイン著作者人格権考慮されてないから無理だし、修正BSDにしとくべーと言っていた私のような人間には有難い。
いや、パブリックドメインが適用出来る出来ないの問題は別にあるのだが、著作者人格権に言及されていないことがパブリックドメインの問題なのだから、そこに言及されているNYSLは日本にマッチしており使いやすいということ。
自分で定義しろよという話もあるかもしれないが、WitchGardenの時にも思ったが、自分でライセンス書くのって結構しんどい。だから有難い。

運用事例と将来展望

例のEffective JavaScriptのexeal氏制作のテキストエディタ、Alphaもこのライセンスのようだ。
名前に抵抗が無いなら検討の余地はあるだろう。
SourceForgeのライセンスリストにこんな感じで追加される日も来るのだろうか。

  1. Nethack General Public License (5 projects)
  2. Nirunari Yakunari Sukinishiro License (10 projects)
  3. Nokia Open Source License (0 projects)

蛇足

真魚の「よくわからんし好きにしろよ」というアプローチが、非常に男らしくて私的には好きなのだが、そのやり方だと商用利用は難しいという難点にNYSLは耐えられる。
NYSLも名称があまり商用利用には向いていないが、ライセンス自体がNYSDLで提供されているので、名称は自由に書き換えてプレゼンすればいいだろう。個人的にはEveryone's Ware License(EWL)とEveryone's Document License(EDL)辺りにしておくと、キーワードも強調出来てプレゼンはやりやすくなると思われる。
でもなぜわざわざプレゼンに不向きな名前にしたのかな。「名前を書き換えた同一ライセンスで発表する」という行為自体にもペナルティが発生するので結構困るのだが・・。