不思議のすごろくのjgforce対応版の企画
jgforceと3本のデモゲーム
前にも書いたけど、jgforceで仲間を集めるためには最低限3本の矢が必要だと思っていた。
出来れば弾幕ゲーム、落ち物、ローグライク辺りの3本。
この三つがリプレー可能で、それなりにクォリティで提供されていれば、リプレー可能ゲームのプラットフォームのデモとしては十分かなと。
ということで、先日daishi_hmr氏が開発しているglshooter2をjgforceに移植して、弾幕ゲームについては対応した。
http://jgforce.com/play/59
これで一つ目。残り二つ。
もう一つは前作ったぷよぷよっぽいのを仕上げればいけるかもしれないけど、ぷよぷよはライセンスをSEGAさんが持ってると思うんで、あんまり仕上げすぎると怒られないか心配。
前作ったぷよぷよはこれ。
http://jgforce.com/play/57
最後の一つはローグライクがいいかなと思う。
弾幕ゲーは見た目がとにかく派手、落ち物はテクニックが見せられる、ローグライクは自動生成特有の驚きが提供出来る、といずれもリプレーに向いた三本の矢が揃うだろうと。
HTML5なローグライクゲーム
ローグライクゲームといっても、MITライセンスで提供されているようなHTML5のローグライクゲームはあんまりない。
一応いくつかあるのでちょっと紹介。
ローグライクゲーム
http://jsdo.it/omatoro/ArkR
ターン制ではないローグライクゲーム。tmlib.js製。ライセンス不明。
ちょっと作りこみが甘くてアイテムが余りまくったりする。
洞窟もぐり
http://9leap.net/games/1132
enchant.js製。MIT。
装備品無しで難易度低め。
ひよこの冒険
http://9leap.net/games/2865
洞窟もぐりの人の新作(結構時間経ってるけど)。MIT。素材のライセンスが明瞭。動作は独自エンジン。
Roguelike Thief
http://thief.sourceforge.jp/play.html
見た目は本格的なローグライクっぽい。修正BSD。独自エンジン。
ローグライクっていえばnethackとかみたいなめっちゃ奥深いのを想像するんだけど、オープンソースなHTML5ゲームでそこまで作りこんだものはない。所詮ミニゲームレベル。最後のRoguelike Thiefは惜しいんだけど既に開発中止しちゃっているみたいだし。
この中では完成度的に洞窟もぐりが素晴らしいなと思っていて、移植したいという気持ちもあったんだけど、素材ライセンスがちょっと不明瞭。
この辺まで調べた辺りでちょっと飽きが来て、面倒だから作るかと思い始めた。
ローグライクゲームの新規作成問題と、他の自動生成ものでもいい件
HTML5じゃないのから移植するかーとjnethackのソースダウンロードして見てみたりしたんだけど、まあCのゲームを移植すんのはなかなか骨だなぁと。
じゃあ素直にローグを作るのか?と考えたんだけど、ローグライクゲームをゲームとしてしっかり成立させるのは結構大変。
風来のシレンが1日で作れればそりゃいいけど、無理でしょうと。
洞窟自動生成なんてアルゴリズムがもう溢れ返っているので、そこは簡単。
それ以外の部分が大変。
で、ここでもう一度最初のローグライクゲームの選定理由に戻ろうと思うんだけど
「自動生成特有の驚きが提供出来る」
からで、自動生成だったら別にローグでなくてもいいんじゃないの?と。
懐かしの不思議のすごろく
ちょっと脱線するけど、今年のはじめ頃俺が注力してやろうと思っていた企画に不思議のすごろくってのがある。
http://tsuge.sub.jp/sugoroku/
ローグ + ソーシャルゲーム + すごろく + ゴチャキャラって感じのゲーム企画。
前パフォーマンス検証をかねて少し作ったので画像も置いとこう。
すごろくシーンのデモから抜粋
戦闘シーンのデモから抜粋
懐かしいので少し思い出話をさせてもらうと、最初不思議のすごろくはenchant.jsで作ろうとしてたんだけど、この記事
enchant.jsのスクロール処理検証とフレームワーク自作の話
http://d.hatena.ne.jp/tsugehara/20130112/1357955998
このタイミングでenchant.jsじゃ遅そうだなと思って、TypeScriptでjgame.jsを作った。
んで、不思議のすごろくで使う素材探してたらあまりにもライセンス形態が複雑なことを思い知らされたので、jgforceの企画を立ち上げた。
他の企画に優先順位で負けてどんどん先送りにされた不思議のすごろくには気の毒なんだけど、俺の今年一年の動きに大変大きな影響を与えたプロジェクト。
もうちょっというと不思議のすごろくの前には雪助をやってて、雪助やってる時にPCぶっ壊してMacしかなくなったので、環境構築がいらないHTML5でもやるかってことで不思議のすごろくを始めたので、俺の今年の動きはあの時PCを落っことした事で決定されたと言っていい。
脱線終わり。
まあそんな思い出深いプロジェクトがあるわけだ。
これは「すごろくの自動生成」って要素が入ってるからこれローグ要素満たしてるし、これやればいいんじゃねぇの?と思った。
不思議のすごろくjgforce版の企画
つーことでちょっと考えてみたよ。興味ある人はスライドどうぞ。
http://www.slideshare.net/tsugehara/jgforce-25886592
ソーシャルゲーム要素と装備品要素排除とかシンプル化して、一回こっきりのプレーで成立するように考えてみたもの。
多分素材集めとかの時間計算しても、1ヶ月くらいで出来ると思う。
本当にやるかどうか
独自ゲームって集客力が無いので、それならnethackをHTML5に移植して、かつリプレーできるようにしてみたぜ!とかの方がインパクトあるんじゃないのとは思うので、1ヶ月かけるならそっちの方がいいんじゃないのとも思うんだけど。
でもねぇ、いつまでも移植ものだと俺のモチベーションも持たないんだわ。
面白いかどうかはわかんないけど、元々ゲーム作ろうとしていたのに今年はクソみたいなミニゲームしか作ってないし、jgforceのためにもなるなら多少趣味に走ってもいいかなと。
てことで、多分、8割方くらい、これをやろうと思ってる。
問題は時期。来月開始の再来月完成くらいのスケジュールなら出来そうなんだが、どうすっかなってとこっす。