雑記

私は人のBlogを基に記事を書くのが嫌いである。
まるで自分で何も生み出せない事を高らかに宣言しているように見えるから。
だから書かない。
あのBlog面白かった、なんて書かない。
書かないようにしたい。
もう過去に書いてしまったこともあるけれど、これからは書かないようにしたい。
出来れば技術文書も引用無しで書きたい。
ApplicationExceptionも自分でおかしいと言いたい。俺がこう思うからおかしい、だからこれは正しい、と言いきってみたい。
でもチキンな私にそれは出来ない。「だと思う」「じゃないかと思うのだ」「であると思われる」思う、思う、思う、思う。思うの大合唱である。
なぜ思うかといえば、絶対なんか滅多に無いからだ。
絶対が無いから断言が出来ない。断言が出来ないから文章にも確信が無い。
確信の無い文章に説得力は無く、説得力の無い文章はつまらない。
つまらない。


ところでBlogではなぜエントリーという言葉が使われるのか。
このエントリは後で書く、などとなぜ言うのか。
そもそもエントリーとは何か。というか、なんでエントリーとエントリという、2種類の書き方があるのだ。
いや、2種類の書き方は置いておこう。長くなる。
エントリーははてなキーワードによると「entry」らしい。
では「entry」とは何か。goo和英辞典に聞いてみた。
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=entry&kind=ej&mode=0&base=1&row=0
ああ、リンクを貼ってしまった。
「入ること」か。「入り口」か。「玄関」か。「入学許可」か。
「見出し語」か。これが一番近いのか。
見出し語を後で書くとはこれ如何に。


何かが変だ。別の人に聞いてみよう。
ブログ用語集さんに聞いてみた。
http://blog.digiper.com/glossary/logs/entry.shtml
ああ、リンクを貼ってしまった。
なんだ、「ブログにエントリーする」と言うのか。
Blogに見出し語するのか。違う。
この場合はinto的な使い方か。Blogに参加するのか。
ではエントリーを書くとは何か。
参加するのか?何に?話題にか?


つまらないからやめよう。
また説得力が無い。確信が無い。絶対が無い。自信が無い。
多分、エントリーという言葉はおかしいと思うのだ。
説得力が無い。無い、無い、無い、無い。
だって英語に自信が無い。
だって最近のカタカナ言葉に自信がない。
だって絶対なんか滅多に無い。


以前書いた事がある。
知るという事は知らないという事を知らなくなるという事であると。
知識を得るという事は諸刃の剣であると。
面白いBlogを読むという事は諸刃の剣であった。
知った。知っていた事をまた知った。思い知らされた。改めて思い知らされた。この場合はどんな日本語が適切なのか?多分思い知らされただと思う。多分〜思う。
いや、どうでもいい。とにかく俺は見た。見てしまった。諸刃の剣は切れすぎる。
強烈だった。頭を棍棒で殴られたようだ。俺は今まで何をやってきたのか。才能とはこれか。これか。これが才能か。
これは無い。無いよ、俺には。無いよこれは、の方がよかったか。ああ、それはさっき使った手法だ。



と、勢いでこまで書いて飽きた。
例によって推敲もしない。誤字脱字チェックもしない。「とりあえず」を二段落続けて言っても気にしない。
でも、あれは強烈だった。三半規管を揺らされて10カウント以内に立ち上がれないくらいの衝撃だった。10カウントで立ち直れる衝撃は衝撃とは言わないかもしれないが、10カウントで立ち上がれない衝撃は衝撃と呼ぶに相応しい。
でもああいうBlogはいいよな。いつか書いてみたい。くらっと来た。本当に。
ということで久々に一切の殻を脱ぎさって、本能のまま投稿してみた。エントリを投稿してみた。Blogにエントリしてみた。エントリーしてみた。
あー、すっきり。