突っ込み

その他

一応突っ込んでおこう。便乗とも言う。
http://d.hatena.ne.jp/crimsonwoods/20060908/1157720934
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採用担当が技術に明るくない
技術力を計ることをあきらめている
技術は後付でもいいと会社または採用担当個人が考えている
そもそもまとまな技術者なんて求めていない

上記意見はある会社に特化しているな。ヒューマンスキルは後付けでいいと考えている企業も多い。
あえて言語化するなら、技術屋がトップにいる企業と、コンサルがトップにいる企業で全然違うということ。人材派遣系の会社は技術を求めてないし、パッケージ開発している会社は技術がなければ話にならない。技術系でいえば、日本ファルコムの要項なんかは参考になるんでないかな。
当然ヒューマンスキルはあればあるほどいいが、技術力も同じである。
つーか、社会人ならホウレンソウくらい出来て当たり前ですから。それはIT業界に限らず、肉体労働の世界でも同じであり、ヒューマンスキルだけで渡っていける会社は逆説的になるがスキルが低い証拠でもある。
まっずい寿司だけどえらい愛想のいい店主さんとか、見た事ないかな？愛想で客を呼べる業種と、味で客を呼べる業種があり、どっちに特化するかは企業によって違うということだ。


とりあえず、プロとして働くつもりなら、新入社員の諸君は「自分はプログラムが好きだ！」と声高に叫べるような状況でないと、エンジニアとしての幸せをつかむことは難しいだろうと思う。
プログラムが好きだと本当に言えるレベルというのは、自分が何か作りたいと思った時、それを自分の能力において実現出来るか否かでわかれるだろう。
ポインタが云々や、テンプレートが云々は所詮、ただの知識でしかない。応用出来ないと作りたいものなんて、作れないでしょ？ポインタはベースなんで理解した方がいいが。
ちなみに学生というのは一番時間のある時期であり、脳みそが柔らかい時期でもあるらしい。
例えば4年間プログラムを勉強して、知識ばかりでまともに作れない人間は、老婆心ながら忠告するがエンジニアはやめた方がいい。今の時代の技術というのはそこまで専門的ではないので十分サラリーマンとしては成功できるが、多分、別に他の業種でも成功出来るし、そもそも4年間やって出来ないなら向いてないって事だと思う。
好きでしょうがないなら入っちゃってもいいと思うが、好きってだけで入ると幻滅する。どこの業界でも同じだけど。


自分の後の幸せなんてどうでもいいから就職させてくれ、と思うなら、思いつく限り資格をとるといいだろう。経歴書は分厚ければ分厚い程、インパクトがあるのだから。技術より紙面が重要なケースの方が多いのは、確かに現実ではある。
ちなみにいわゆるヒューマンスキルだが、面接ではどうせ見えないから就職にはあまり重要ではない。事前に面接対策さえしておけば、今年はほとんどの会社に就職出来るのではないかな。シミュレーションを怠らないように努力することだ。
たまに筆記試験があるところもあるので、筆記試験があるところは大抵広範な知識を求めている。というか、筆記試験は性質上広範な試験しか出来ないのだ。ポインタをより深く追求するより、継承などをやってみた方がいいだろう。UMLが書ければなおヨシ。Oracleのプラチナ辺りをとっていれば試験自体をブッチ出来るケースもある。


ためしに試験を受けてみたい方はご一報を。CUVELでやる予定の試験を紙面で渡そう。
うちは再帰関数考えるくらいは必須なんで、教科書読んだレベルの人間は遠慮した方がいいんでないかな。
いや、この試験も所詮参考程度だがね。面接で「私はLinuxを超えたいんです！」なんて言われた日にゃあ、パソコン触った事なくても私なら即採用だね。二言はねぇよな、と確認はするけど。


マジで蛇足だが、私は哲学上資格はとらないと決めているし、経歴書もなるべく薄っぺらくしようと思っている。
紙っぺらで判断できるもんならしてみろ、という、世間に対する挑戦みたいなものだ。
こういう人間は、結局会社興すしかないのだろうな。
就職なんて大人に頼った子供がすること、という意見も少し持っているので、世間が気にくわなきゃ自分で会社起こすのもいい。それはとてもとても大変なことだが、サラリーマンとして10年間過ごして高給をもらうより、自分の会社で食い扶持を探している方が幸せなケースもあるだろう。
職業プログラマを目指す前に職場見学でもして、まず自分が本当にその職につきたいのかを考えた後、進路を決めりゃいいんじゃないすかね。方向性が固まれば、自然と進路もみえてくるでしょ。技術云々はそれからでいいし、2ヶ月程度の期間で身につかなきゃ才能がなかったと諦めるのも一興。
何が必要とされているか、ではなく、個人的には自分が何を必要としているか、それを見極めるのが重要だと思うんだがな。どんなもんでしょね。