ベトナムという国について

VIETJOというニュースサイトがあるので、少しだけここからニュースを抜粋して、ベトナムという国を紹介しよう。
http://viet-jo.com/

経済について

携帯が非常に元気だ。
http://viet-jo.com/news/economy/060828014905.html

2006年のベトナムにおける携帯電話全体の売り上げ総額は前年比40.3%増の8億7650万米ドル(約1030億円)に達すると予測されている。

実際ホーチミンでは皆携帯を持っている。ちなみに固定電話もちゃんとある。
私は携帯電話というものが個人的には大嫌いだが、やはり国が変わっても持たないといけないだろうな。


Web広告も若干の問題を残しつつ、普及を始めている。
http://viet-jo.com/news/economy/060721041442.html

国内には1200万人のインターネット利用者が存在し、その多くが比較的収入の高い若い世代であるため、フォード、トヨタなどの大手が続々と電子新聞の各ウェブサイト上にオンライン広告を掲載しているという。

インターネット利用者1200万人というのも、決して少ない数字ではない。
一応契約数は1200万を突破しているのは確かなので、実際のユーザー数はもう少し多いのだろうが、
http://viet-jo.com/news/statistics/060705104626.html
実は従量課金制だったりするので常時接続環境の普及はこれから。

パソコン関係について

以前ソフトが売っていないと記した通り、当然逮捕されちゃう人もいる。
http://viet-jo.com/news/economy/051117041426.html

文化情報省査察部と公安省経済管理局はこのほど、ホーチミン市内でマイクロソフト社製ウインドウズなどのコピーCDをインストールしたパソコンを大量に販売していた2店を摘発した。
〜中略〜
2店にそれぞれ2,500万ドン(約1,570米ドル)の罰金を科した。

20万円くらいの罰金。プログラマの月給の10倍くらいと考えれば、200万円〜300万円程度の価値を持つ罰金といったところ。


ゲイツさんに言われたからというのもあるようが、
http://viet-jo.com/news/economy/050623043350.html

ベトナム政府がこのような共同声明を企業に送付するのは今回が初めて。21日にはアメリカを訪問中のファン・バン・カイ首相がマイクロソフトビル・ゲイツ会長と会談し、ベトナム商工会議所とマイクロソフトの間で知的所有権認知強化に関する覚書に署名している。

まだまだ。

ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)が今年5月に発表した世界各国におけるPCソフトの違法コピー率によると、ベトナムはコピー率92%で世界ワースト1位だった。

2005年のニュースなので、せめて80%くらいに落ちているといいのだが。
我々もコンタクトを狙っているVinasa(ベトナムソフトウェア企業協会)も署名をしているので、企業間では若干の改善が見られている、と期待している。


ちなみに向こうの最大手はFPTというところで、Microsoftのゴールドパートナーに認定されている企業だ。
http://viet-jo.com/news/economy/051022084717.html
色々と精力的に動いている会社で、プロバイダもやっている。
http://viet-jo.com/news/economy/060528020143.html

FPTテレコム社は6月1日より、光ファイバーによる家庭向け高速通信サービス(Fiber To The Home、FTTH)を開始する。

FPTという最大手企業に、沢山の子会社が並んでいる。テレコムはそのうちの一つで、今回はここのADSLサービスを利用する予定。
この会社の子会社にはFPTソフトウェアというところがあり、日本にも進出している。
http://viet-jo.com/news/economy/060110122326.html
公式ページはこちら。
http://www.fpt-soft.com/Fsoftsite_jp/
この会社が日本のソフトウェア産業では、現在ドル箱になっている組み込み系を狙っている。
http://viet-jo.com/news/economy/060627033936.html

ベトナムIT最大手FPTの子会社、FPTソフトウェアは、今後2年間、主に日本市場をターゲットに、組み込みソフトウェア開発に重点的に取り組む。特にテレコム、モバイル、家電機器、自動車、医療機器などの分野向けにプログラム開発を行っていく方針だ。
〜中略〜
ベトナムソフトウェア協会(VSA)では、2010年までに、組み込みソフトウェア産業で1万人の人材と500人以上の従業員を擁する5つのソフトウェア企業、さらに100以上の中小企業を確保することを目標として掲げている。

Vinasa(多分上記の「VSA」はVinasaのこと)に話を聞いて、環境面で問題なさそうなら足を突っ込んで見る予定。
制御系のオフショアは発注を工夫するか、機器を整備しないと難しいのが難点だが、どういったアプローチで攻めるつもりなのか、興味深いところだ。

社会について

治安はいいと言われているが、まあ8000万人もいれば色んな人もいる。
http://viet-jo.com/news/sanmen/060816020348.html
以下全文引用。

ホーチミン市で21歳の男が女友達を殴り強姦した上、川に投げ捨てるという凄惨な事件が発生した。既に警察に逮捕されている北部フンイエン省出身のグエン・カイン・フン容疑者(21歳)は10日夜、被害者である南部ロンアン省出身の女性(22歳)のアパートの部屋で乱暴を働こうとしたところ激しく抵抗されたため、女性の頭を壁に打ち付けて意識を失わせ強姦した。そして、その後死亡したこの女性の遺体を11日の未明にサイゴン川に投げ捨てた。フン容疑者はさらに、女性の携帯電話を100万ドン(約7000円)で売り払い、女性のバイクの売却も企てていた。事件は、11日の朝に女性のアパートの大家が警察に相談したことで明るみに出た。

若い人の犯罪が多いように見える。
http://viet-jo.com/news/sanmen/060404102849.html
例によって全文(三面系は短いので)。

16歳の少年がチャット代欲しさに実の祖母(78歳)をナイフで刺し殺し、祖母の持っていた5万ドン(370円)を奪って逃走した。祖母は頭や腰を何度も刺されて倒れているところを、近所の住人に発見された。翌日この少年は逮捕された。

治安はいいらしい。
えぐい記事ばかり貼ると疑いたくもなるが、いいらしい。
・・ホントか?


あと、全体的に風俗関係は多い。
どこの国でも需要がある、というよりは、外国人に需要があり、所得格差が国内と国外で大きいからこそ多いのだ。
恥ずかしいことだがね。


住めばもう少し見たくないことも見えてくると思うが、今は参照ネタのみ。
そのうちまた紹介する。