CUVELの技術戦略とか

もう書いたかなぁ。
書いてないと信じて一応書いておく。

1年目

大体パンフレットなどにも書いている通りだが、CUVELは基本2本柱で行く。

  1. JAVA + JSF + Other
  2. PHP + Smarty

それらをApache 1.3.x系または2.x系と連携させて動作させ、OSはLinuxで走らせる、いわゆるオープンソースソリューションと位置付ける形態を主軸とする。これは組織の内部的にグループをきっていて、Section1がPHP、Section2がJAVAと、かなり厳格に技術の方向性を定義付けている。
このように位置付けたことの意味は、そもそもベトナムオープンソース系の技術教育が活発ではなく、一年程度はある程度方向性を絞って教育しなければ追いつかないだろうという予想があったためである。
その予想は大体当たっているが、現状については最後に述べる。


なお、これらオープンソースソリューションがいわゆるメインのソリューションで、客先に提案していくのも主にこの二つである。
もっとも、技術提案から行なわせてもらえる会社はあまり数が多くないのだが。
ちなみにベトナム人エンジニアが入社時から持っている技術として.NET系があるのだが、.NET系とWindows系を合わせたものがサブのソリューションであり、デスクトップアプリケーションの技術はこちらで提案していく。

2年目

2年目は組織的にどうするかは集まってくる人材に応じて変えるのだが、以下の技術を加える。

  1. Ruby + Rails
  2. Python + (たぶん)Turbogears

PHPチームに1、JAVAチームに2を加えるというのが基本原則。
大分オープンソースに慣れてきましたか、ではそろそろ最先端を取り入れてみましょうか、という流れである。
基本的な技術方針はここまで。
あとは流行廃り、それは技術的だけではなく営業的な面も見ながら、舵を取ることになるだろう。

それ以外

今のところ興味を示している技術は以下の通り。

  1. C/C++
  2. Flash

C/C++は将来的に制御系の仕事が入った時はもとより、やはりプログラムの根幹部分を操作する分野では未だ健在なので、社内に一つくらいこのチームがほしいという理由。
2は近年の流行を受けて。どこの会社も結構警戒していると思うのだ、Flash系の動きについては。特にAIRの登場で今後デスクトップアプリケーションとしてActionScriptがどこまで上り詰めるのか、どこも気にしていると思う。
FlashはWebのクライアント技術としては既に一時代を築いているので、どの道Web屋であるCUVELが避けて通る事の出来ない技術ではあるのだが、デザインのための言語という位置付けだけではなく、技術的にも多少は追求していく予定。


ちなみにやりたくないのはDelphiPerlPerl界隈の人には怒られるかもしれんが、やはり将来性がなぁ、と言いつつPerlで作られたはてなダイアリーを使っている俺。
COBOLPL/SQL等もやりたくない。
Lispとかはあんまり考えてない。日本ではほとんど需要がない気がするから、やるならオフショアの相手にオーストラリアなんかが加わってからかな。

現状

で、実際あんまりPHPJAVAが出来ていない。
社内開発や教育などでは積極的にPHPJAVAを採用しているのだが、日本側ではJAVAでもStrutsだったりするので、なんだかいまいちかみ合っていないのだ。
で、VCやC#なんかをこなしつつ現在に至るという流れ。
一応方向性としては100%外れているわけではないのだが、メインとサブが逆転しているのがよろしくない。
ひとえに、CUVELという会社にはまだ仕事を選り好み出来るほどの実績もネームバリューも技術もなく、目先の利益を多少でも追うならこうならざるを得ないという事。
なかなかもどかしいが、やむを得まいな。


ちなみに現在非常に興味を示しているのはFlash
特にAIRが気になって仕方ないんだよな。賞金$100000って・・、ちとやらせてみようかなという気もしている。