スキルシートのポイント

忘れてたので追記。
このスキルシートはあくまでも教育用なので、経験年数等は記述していない。
日本の偽装請負業務でよくある面接時に持参する書類は、このスキルシートだけでは不十分で、別に業務経歴書が必要。

「やる気」

で、教育用なのでこのスキルシートには一つのスキルに「LV」と「VL」という二つの項目がある。
LVは現在持っているスキルのレベル、VLはそのスキルに対するやる気。


例えばC#の仕事を2年続けている人物がいて、C#のLVが5、VLが1になっていて、JAVAのLVが1、VLが5になっている人物がいれば、その人物は明らかにC#ではなくJAVAをやりたがっているとわかるだろう。
通常は上司に一任されるのだが、こういう客観的な資料があれば他者も教育や配属についての意見が出しやすくなる、というのが一点。

ツリー構造

次にこのスキルシートはエンジニア自身が自分で作るのだが、ツリー構造になっているので不得意な分野は全然書かずともよく、逆に得意な分野はどんどん掘り下げて記述することが出来る。
例えばJAVAの技術者であれば、「Servlet」なんてシンプルな話ではなく、Strutsを知っているか?JSFを知っているか?Shaleはどこまで把握しているか?なんてことを、どんどん掘り下げながら記述できる。
こんなイメージか。

  1. JAVA
    1. Web
      1. Servlet
      2. Servlet Container
        1. Tomcat
        2. Web Logic
      3. Framework
        1. Struts
        2. Shale
        3. JSF
        4. Spring

逆にJAVAを知らない人は「JAVA」だけにして、子要素を丸ごと削除しておけばシンプルになる。
エンジニア個々の技術力が異なるということをよく理解し、統一のフォーマットで簡単な項目だけ記述するのではなく、その分野の技術に必要なことを今どれほど知っているか、今何が課題か、そういうものを判断出来るようにする。
エンジニア自身が記述することで自分の考えを整理することにもつながるだろうし、キャリアプランニングにも役立つ、と思う。

エンジニア以外への適用

ツリー型にしているため、例えば通訳のスキルシートも管理できる。
日本文化への造詣が深い、読み書きは得意だが話すのが苦手、日本語は十分だが英語に不安がある、英語は得意だが実はクイーンズイングリッシュしか喋れない、などなど。
画一的な表形式のスキルシートではなかなかここまでは難しいので、ツリー型にすることで柔軟性を持たせている。

ソフトリンクが動いたら

今動いてないんで偉そうなことは言えないが、ツリー構造にソフトリンク機能を付与することで、Web ProgrammingというツリーからFrameworkという項目を選択しても、JAVAというツリーからFrameworkという項目を選択しても、StrutsやSpringが出てきてしかもそのデータは全く同じであることが保証されている状態に出来る。
ソフトリンクの機能は、スキルシートを見る側に必要な情報を、より迅速に与えてくれるようになる、と思う。

まとめ

大体こんな感じ。
コンセプトは悪くないと思うんだけどな。


ちなみに重要な部分にレーダーチャートが入っていないのはご愛嬌。
だってレーダーチャートせっかく作ったけど、可読性上がってねーし(笑)
項目同じなら、二人のレーダーチャートを見比べるとかで意味あるかもしれないけど、項目がエンジニア個々で違うからレーダーチャートの意味が全然ないんだよな。
もうちょっとグラフ部分は考えなきゃ駄目だった。なんかレーダーチャート描きたくて仕方なかったからつい描いてしまったんだが、やはり失敗だったか・・。