nguoi Viet -> nguoi Viet講習開始

nguoiは人、Vietはベトナムの略称、Nguoi Vietはベトナム人の意。
本当は記号がつくけど、euc-jpなはてなダイアリーが心配なので記号はやめておく。

講習内容の目次

前にも書いた気がするが、私が作った50ページぽっちの講習資料の目次。

  1. はじめに
  2. 事業概要
  3. IT業界
  4. ソフトウェア開発業務
  5. プロジェクト管理
  6. プロジェクト実践
  7. オフショア開発業務

このうち、1と6はすっ飛ばす。
6はTet明けに3日間時間をとって、実際にしょぼしょぼプロジェクトをやる予定。
それ以外に、以下を加える。

  1. アルファベットの書き方(筆記体は日本人読めない人が多いからね)
  2. Opensource Software License


今回は初日。
22歳ペアがやったのは「事業概要」である。

発表内容

ま、簡単に言うと・・。
ソフトウェアとはこういうもの、プログラムとはこういうもの、CUVELがやるのはソフトウェア開発業務だよ。
ソフトウェア開発業務には常駐開発とか、受託開発とかがあるよ。
で、業務系の開発とか、制御系の開発とかがあるよ。
CUVELがやるのは受託形態によるWeb系開発だよ。
その中でもオフショア開発というものをやっていくんだけど、詳しい事は7章で話すよ。


そんな内容。


Power Pointのプレゼン資料をこさえて発表していたし、こちらになるべく質問しないように頑張って発表していたが、ベトナム人は会議になると発言が非常に多い。
結果的に突っ込み合いになってかなり苦しめられていた。
まあ実は、苦しんだ彼らには申し訳ないが、大体この展開は予想通りではある。


エンジニアに対して技術的な発表をするという事、発表した内容に対して疑問点を整理して質問するという事、発表した内容の項目を各自が覚えまた考える事、以上3点くらいを実施出来れば上出来だったので、ほぼ目的は達したかなと。
苦しんではいたが、その苦しみも一つ仕事の面白さであり、また当然ながら難しさでもある。
その辺を学生上がりの社会人一年生に、ジャブとして浴びてもらったのはよかったんでないかなと。

今後の予想

今回のオープニングペアは、資料作りも喋りも積極的だが仕事の粗いペア。男女のペアだが、特に男性側のフライングっぷりと仕事の雑さが目につく。
ただ、彼らを初回にしたのはその積極性と、資料作りを行ってくれるだろうという予想が立っていたため。
この後やる予定のIT業界、ソフトウェア開発業務のペアは、私の予想では資料を作ってこないおとなしいペアである。彼らの発表と対比する事で、色々なやり方があることを学びつつ、なんだかんだ言って初回のペアは頑張っていたよね、と振り返れるのではないかなと。
消極的なペアをオープニングにすると盛り上がらなくなりそうなので、初回は元気なペアにやってもらおうという、例によって腹黒い打算もある。
なお、フライングボーイな男性は、人数不足により7章の解説で再度登場してもらう。
その時はペアが自己中な同世代男性になるので、ペアが変わってどのような解説をしてくれるのかも楽しみである。


で、2章〜4章までの解説が一通り終わった後、プロジェクト管理についてグループリーダー二人に出張ってもらう。
一通り新人達による講習実験を見た後なので、モデルケースの解説をしてくれると期待しているのだが、第二開発室のリーダーは先に述べたように説明上手なので心配していないが、問題は第一開発室のリーダー。
彼がどのような説明をし、特に第一開発室の面々の信用を得られるかどうかは、今後のCUVELの組織を占う上である種ターニングポイントになってくるところかもしれない。
慎重に見守りつつ、失敗した時の算段もしなければなるまいよ。


モデルケースの解説が終わった後は、フライングボーイと自己中ボーイによる解説。
これは一度失敗したフライングボーイ君がどこまで盛り返すかと、ただ一人22日に入ってきた自己中ボーイがどのような洗礼を浴びるか、純粋に興味がある。
7章というものは唯一CUVELに特化した内容なので、最終的に私が補足することになると予想はしているのだが。

まあ、感想なぞ

おもろい。
ベトナム語がわかればもっとおもろいのだろうが、会議中の主導権の奪い合いなどは個性が出ていて非常におもろい。通訳もエンジニアの話を同時通訳しようと頑張っていていい。
あと、会議室が狭いのもお互いの距離が近く、盛り上がるのでむしろいい。
立ち上げたばかりの会社ってのはこのくらいやりあってくれなきゃ、このくらい雑でなきゃ、そんでこのくらい意欲的でなきゃ、というノリノリな気分でいけば、最高の講習になりそうではある。
まあ、一部補足しないと大切な事を忘れそうではあるのだが、要所を私が締めていけばいいのかなと。
その辺りは第二開発室のリーダーも上手く会議をコントロールしてくれているので、彼と協力しながらやっていきたい。


一つ恐縮なのは、皆私が話す時はとんでもなく集中して聞いてくる点である。
なんか、私が間違った場合にものっそい落胆されそうで怖い。
そのプレッシャー含めて楽みたいところではあるのだが。
そういえば、これだけ年下に囲まれて仕事するのって、初めてなんだよね。
おおぅ、色々新鮮だなぁという感じ。